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「こだわり」というラベリング

たとえば幼少期に親から虐待されていたことをとめどなく話し続ける人がいたとします。そういう場合、なぜ親が虐待をしたのかについて、その人なりにある程度の結論は出ていることが多いといいます。けれど、「そうなんだけど、そう思いたくない」という思い…

折れやすい芯

数十年ぶりに、週刊少年マガジンなんてものを買ってみました。 読みきり作品の「聲の形」(大今良時・作)を読むために。 正直、ネットで言われているほどのインパクトは感じませんでした。が、考えさせられる部分はあったので、軽くレビューしたいと思いま…

不器用な、衝動

ヴィレッジヴァンガードで、棚に平積みされてたのをたまたま見つけて、購入。 ジェットコースター・ストーリーっていうのかな。一気に読めました。志乃ちゃんは自分の名前が言えない作者: 押見修造出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2012/12/07メディア: コ…

自由度、高めたい

前のエントリから、続いてるような続いてないような…。でも、テーマとしては連続しているので、あわせて読んでもらえるとわかりやすいかも、です。電話勧誘の「手口」数年前から、セールスの電話が頻繁にかかってくるようになりました。相手はその都度違うの…

自己決定をめぐるあれこれ

前回のエントリの最後で書いた、『大変さの多い人ほど自己決定が求められる、あるいは「他己決定」が行われてしまう』ことについて、もう少し書き進めたいと思います。疾患と自己決定これは他人事ではなく、自分が身をもって感じたことです。慢性化した精神…

ぐずぐずしようよ

精神分析的な視点からの近代家族史研究家であるエリ・ザレツキーは、「自己決定」を特徴とする近代的「主体性」は、実は西欧人の「気のみじかさ short-temperedness」の現われだ、という面白い指摘をしている。つまり、人間は様々な状況の中で、外から与えら…

善意の悪意

※このエントリは、前回のエントリの続きです。あわせて読んでいただければ、うれしいです。でもいちおう、このエントリ単独で読んでも、意味がわかるように書いてます。 3年ほど前、社会福祉士の養成校に通っていた時、障害者の事業所で1ヶ月ほど実習をしま…

風呂敷広げよう

いつまでもブログのトップが年賀状なのもアレなので、そろそろ更新。 予告通り、この4月に入学する大学院での研究テーマについて書きたいと思います。とはいうものの、とても1つのエントリで書きつくせる内容ではありません。どう書いていこうかと悩んでい…

本人の代わりに謝って、何を守るというのだろう

スーツと煎餅(せんべい)はいつも職場に置いてある。煎餅はできるだけ日持ちのするものでなくてはならぬ。障害者施設で30年以上働いてきたKさんはそう言って笑う。 コンビニで商品を並べ替えたがる障害者がいる。順序や形状に独特のこだわりがあり、自分…

障害者差別禁止法制パブコメに投稿しました

11月5日締め切りの「障害を理由とする差別を禁止する法制に関する意見募集(パブリックコメント)」に投稿しました。 以下、私の投稿を全文掲載します。御意見等(理由を含め1,000文字以内)まずは、差別禁止部会の意見のうち、「総則」について述べたい。部…

入院生活15日目

さあ、今日で入院最終日。診断結果と心理検査の結果のフィードバックを受けました。 入院してから、家にいる時よりもよく眠れる日が続いていたのですが、昨晩は3時に中途覚醒、6時に早朝覚醒という感じでした。自分では、至って平常運転のつもりだったんで…

入院生活14日目

今日の午前中は、デイケア。1人1台ノートパソコンが割り当てられるだけで、特にこれをやるといった決め事はありません。 なので、先々週のデイケアでもらった資料のテキスト打ちをしてました。何かに使うとか、理由があったわけではないのですが、そこそこ…

入院生活13日目

この土日は、まるまるオフでした。 病院にずっといても暇だし、かといって東京には以前住んでいたので、今さらこれといって行きたいところがあるわけでもないし。あんまり人に会いたいような気分でもないし。でもまあ、暇をつぶすために出かけてきました。昨…

入院生活11日目

今日は午前中、デイケアに参加することになっていたのですが、休んでベッドで寝てました。8時に朝食が運ばれてきて、一旦は起きてごはんを食べたものの、どうにも頭が重くて、また横になってしまいました。 看護師さんが1時間おきぐらいに来たり、トイレ掃…

入院生活10日目

昨日は午前と午後、3時間ずつデイケアに参加しました。本当の参加者は午前か午後どちらかだけの参加なのですが、私の場合は体験も兼ねているので、両方参加でした。 先週から引き続いての参加だったので、雰囲気がつかめていた分、気は楽でした。スタッフも…

入院生活8日目

早いもので、入院生活も今日が折り返し地点です。残り半分もあっという間なんだろうなー。昨晩はあまり眠気がなく、また寝つけないかなあと思っていたのですが、いつの間にか眠れてました。 その代わり、今朝はとても寝起きが悪かったです。いつも7時に目覚…

入院生活7日目

入院生活も2週目に入りました。 昨日は日曜日で1日オフだったので、外出してきました。朝からどんより曇って午後は小雨という、あいにくの天気だったのですが。 まずは、三鷹の森ジブリ美術館に行きました。吉祥寺駅から井の頭公園の中を通って行ったので…

入院生活5日目

今日は土曜日。午前中はデイケアの見学があったのですが、午後はオフ。明日も1日オフなので、すこし一息つける感じです。 とりあえず、午後イチで洗濯しました。病棟のすぐ外に洗濯室があって、洗濯機と乾燥機が使えます。各100円なので、コインランドリー…

入院生活3日目

入院生活も3日目になりました。非日常的で未体験なことがてんこ盛りですが、意外とあっという間に1日1日過ぎていきます。昨日は午前・午後と各3時間のデイケアに参加しました。 私はうつ病のデイケアに参加したことがあります。なので、デイケア一般のイ…

入院生活1日目

昨夜遅くに名古屋駅太閤通口を出発した高速ツアーバスは、今日の早朝、予定よりも20分ほど早く東京駅八重洲口に到着しました。 1列シートの最後尾を予約したこともあって、思った以上に快適でした。走り始めは気になった揺れも、だんだん心地よくなってきて…

ちょっと検査入院してきます

明日から、ちょっと検査入院することになりました。2週間ほど。 今年の春、地元のクリニックで発達障害の検査を受けました。結果は、普通の人に比べていくつか大きく不得意な点がある、でも発達障害とはいえない、というものでした。それっきり、そのクリニ…

「思いやり」がわからなかった

プロフィールにも書いていますが、私は左利きです。 今では、利き手を矯正するといろいろと良くないことがあるのは常識になっていますが、私が小さい頃はまだ、必ずしもそうではありませんでした。両親は、何か考えがあったのか、私の利き手を直そうとはしま…

根本の部分、そして、お墨付き

今週は、激動の1週間でした。ブログに書きたいことはたくさんあって、今すぐに書き留めておきたい気持ちなのに、自分の能力が追いつかないことへのもどかしさを感じています。 前回のエントリで心理相談室に行ったことを書きましたが、なぜ心理相談室の門を…

私、衝動的?

今日、某所でカウンセリングを受けてきました。厳密に言うと、カウンセリングを受ける前の「受理面接」です。フェイスシートを書いた後、まずは職歴やら学校時代のことやらを聞かれました。毎度のことなのですが、私、転職が多いもので、このへんの説明に時…

名前がつかない

先週は、火曜日から金曜日まで、仕事を休んでしまいました。4日連続で休むのは、昨年の春に復職してから初めてのことです。 原因は、月曜日に心理検査の結果を聞いたことだと思います。それしか思い当たるものがないので。検査結果が納得できないとか、腑に…

診断受けます――検査結果編

知能検査と性格検査の結果が出たので、昨日、クリニックに聞きに行ってきました。知能検査(WAIS-III)では全検査IQ=100でしたが、言語性IQ=109なのに対し、動作性IQ=88と大きく差がありました。言葉で物事を考えることは得意だけれど、素早く作業するこ…

診断受けます――性格検査編

先週の知能検査に引き続き、今日は性格検査を受けてきました。1時間ぐらいの検査と予告されていたのですが、思ったとおり「ロールシャッハテスト」でした。ロールシャッハテストとは、投影法と呼ばれる心理検査のひとつで、左右対称のインクのしみでできた図…

診断受けます――知能検査編

自分が発達障害かもしれないと思い始めてから約1ヶ月、初めは高揚感にも似た落ち着かない気持ちだったのも、だいぶ平常心に戻ってきました。この1ヶ月の間に、発達障害を診断してくれそうなクリニックを探して予約をし、診察を受け、そして心理検査を2つ受け…

診断受けます――初診編

今週の水曜日、某クリニックに行ってきました。 まずは診察だけだったのですが、とにかく緊張してしまいました。初めてのところだったからなのか、自分に少なからず気負いがあったからか、院内の装飾などが格調高い雰囲気だったせいか、たぶんいろいろな要素…

「愛」って曖昧で非論理的

久々にブックレビュー、というか感想です。 逢坂みえこ『プロチチ(1)』講談社(イブニングKC) 主人公の徳田直は、敏腕編集者の妻・花歩と、0歳児の息子・太郎との3人暮らし。いい大学を出ながらも、社会にうまく適応できずに退職を繰り返して、今は無職…

ビジュアルノベル「かたわ少女」をプレイしてみた

かたわ少女は、現代の日本のどこかにある架空の障害児学校「山久高校」を舞台にした美少女スタイルのビジュアルノベルです。平凡な人生を送っていた普通の青年、中井久夫の暮らしは、先天性の心臓疾患によって大きな変化を強いられます。長期間の病院生活の…

障害者が働くということ・その3

いったんは、疑問が「すっと晴れた」はずだったのですが、まだ自分の中でモヤモヤとしています。そんな時に、学校の授業でも「(旧)授産施設」のあり方について取り上げられました。旧法での授産施設は「就労移行支援」「就労継続支援」「生活介護」などに…

障害者が働くということ・その2

今日、ある障害福祉サービス事業所を見学させてもらい、職員や法人の理事長の方と話をさせていただきました。せっかくの機会だったので、先日のエントリで書いた疑問をぶつけてみました。国は「脱施設」ということで一般就労へ結びつけようとしているけれど…

障害者が働くということ

6日間の採用実習試験が終わり、ヘルパー2級の実習から続いていた「実習漬けの日々」から解放されました。やり遂げた達成感と、得たもの・考えさせられたものの大きさを感じています。採用実習の最初の3日間は、重症心身障害と呼ばれる人が日中を過ごす事業所…