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診断受けます――検査結果編

知能検査と性格検査の結果が出たので、昨日、クリニックに聞きに行ってきました。

知能検査(WAIS-III)では全検査IQ=100でしたが、言語性IQ=109なのに対し、動作性IQ=88と大きく差がありました。言葉で物事を考えることは得意だけれど、素早く作業することが苦手なようです。
群指数別に見ると、「言語理解」に関しては点数が高く、言葉と言葉との関係性を理解したり、物事を説明したりするのは得意といえるのですが、時間がかかった課題が多いとのこと。「処理速度」でも、その傾向が大きく現れていました。「知覚統合」は、制限時間のある課題とない課題との差が激しく、答えは合っていても時間内に解けていない問題も多かったようです。「作動記憶」については平均的なレベルでした。

性格検査(ロールシャッハテスト)では、平均的な知的能力、様々な物事に目を向ける柔軟性、現実的・常識的に物事を捉えて社会に適応する能力が認められるとのこと。また、他の人の感情を想像して共感する力もあるそうです。
ただ、周囲の物事から刺激を受けやすく、特に対人関係で他の人からの視線を気にしやすいため、緊張感が高まって不安定になりやすいかもしれないとのことでした。

で、発達障害かどうかということですが。
ミスの多さや注意力の無さがあればADHDが疑われるし、共感の無さや文脈の読解力の無さ、状況理解の苦手さなどがあれば広汎性発達障害アスペルガー症候群高機能自閉症など)が疑われるのですが、その傾向は見られないようです。
主に物事の処理の遅さと対人緊張が大きいことによって、日常生活上で不得意と感じることがあるかもしれないが、それだけでは発達障害ということにはならない、とのことでした。

「処理速度」と「対人緊張」に弱点があるという所見だったわけですが、これは自分自身としても胸にストンと落ちる説明でした。
例えば、言語能力は高いのにもかかわらず、考えるのに時間がかかるため、普段の生活では言葉でうまく説明できないと感じたり、人との会話を苦手と感じるかもしれないと指摘されました。さらに、そこに緊張しやすさや焦りやすさがプラスされるわけですから、苦手感は膨らんでいくわけです。なるほどー、と思いました。

でも、その一方で「じゃ、それが発達障害と何が違うの?」という気持ちもあります。確かに、発達障害の診断基準には当てはまらないかもしれません。でも、処理の遅さや対人緊張が大きいことで「生きづらさ」があることは事実なのです。現に、それらの能力の欠如による「二次障害」として、うつ病を発症しているわけですし。また、言語性IQと動作性IQの差が15以上の場合は、何かしら「生きづらさ」を伴うという説もあります。
結局、「今の」診断基準では発達障害には当てはまらない、というだけなんですよね。発達障害という概念自体が、社会の変化や医学の進歩によって「作り出された障害」という側面が大きいですから。

だからといって、別に「発達障害」という障害名が欲しいと言いたいわけではありません。本質はそこではないのです。これからの生き方への指針にしたい、という原点に戻って考えれば、今回もらった検査結果は大きな参考材料にできそうだと考えています。

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