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ちょっと検査入院してきます

明日から、ちょっと検査入院することになりました。2週間ほど。


今年の春、地元のクリニックで発達障害の検査を受けました。結果は、普通の人に比べていくつか大きく不得意な点がある、でも発達障害とはいえない、というものでした。それっきり、そのクリニックとは関係が切れてしまいました。
検査結果は出してくれたけど、それが何を示し、どこから来てるものなのか。大した説明もなく放り出されて、途方にくれました。名前のつかない不得意な部分は、周りからは「困りごと」として認められないのかと、やりきれない思いになりました。

その後、大学の心理相談室に行きました。
心理士の先生いわく「検査結果だけでは、発達障害じゃないとはいえない」とのことでした。そして、職歴・学歴や振る舞い方、目の合わせ方、話し方などから、私は「(小さい頃に発達障害だと気付かれず)療育を受けないまま大人になった人」っぽいと称されました。

見立てはいろいろあるんだと思います。クリニックの先生が言うことも、心理士の先生が言うことも、どちらか一方が間違ってて一方が正しいわけではないのかもしれません。
ただ、クリニックでは「時間の都合」により知能検査(WAIS-III)の一部を省かれ、そのために群指数が算出されませんでした。問診に至ってはわずか20分ほどしか行われず、生育歴について全く十分に伝えられませんでした。こんなやり方で、果たしてきちんと診断できたのかと、素人ながら疑問に思うのです。

一度は「グレーゾーン」ということで納得しようとしました。でも、「検査だけでは発達障害の診断はできない」「生育歴の聞き取りや問診が重要」といった情報を見聞きするにつれ、もう一度、ちゃんとした所で診断を受けたいと考えるようになりました。

とはいえ、今はとにかく発達障害の専門医が少ない実状です。この地域で唯一の専門外来がある県立S病院は、月一回の電話予約日、受付開始時刻から何度かけても話し中でつながらず、やっとつながったと思ったら予約終了のアナウンスという有り様です。
もうこうなったら、地元じゃなくても東京や大阪あたりでもいいからと思い、情報収集を始めました。

そんなある日、ふと見たテレビで発達障害の特集をしていて、専門医の先生が出演していました。その先生がいる病院では、専門外来だけでなく発達障害デイケアもあるとのことでした。
そんな有名で先進的な病院、予約取れるはずないよな…と思いつつ、ネットで検索して見てみると、やっぱり外来はかなり狭き門のようです。

が、ホームページをよくよく見ているうちに、これは!と思いました。「診断入院」「2週間」の文字。ごく目立たないところに、ほんの少しだけの記述でした。
2週間連続で仕事を休むというのは、たいへんなことです。でも、もし遠い病院の外来にかかるとしたら、通院するたびに終日休むことになるだろうし、それならまとめて休んでも一緒かも…。

まずは話を聞いてみようと、電話しました。金額を聞いて一瞬ひるんだ(※月収2ヶ月分ぐらい)ものの、1、2ヶ月ほどの待ち期間で診断を受けられると聞き、エイヤとばかりに、その場で仮申込してしまいました。
後日、心理士の方から生育歴の聞き取りの電話があり、1時間半ほど話をしました。その数週間後、受け入れOKの連絡をもらい、正式に入院決定となりました。


診断を受けたい理由は、以前と同じです。
何か特別扱いしてもらいたいわけでもないし、「できない」ことの言い訳にしたいわけでもありません。これから生きていく上での目安になれば、という気持ちです。
30代前半ぐらいまでは、足りない能力を気力や体力で補えていたような気がします。でもこの先、カバーしていた能力が衰えるにつれて、どんどん抑えが効かなくなるのではないか…。もし将来への対処法があるなら知りたいし、せめて心構えだけでも持っておきたいと思うのです。

今回は、2週間というまとまった時間があるので、いろいろとじっくり聞いてきたいと思います。あと、デイケアへの参加も日程に組まれているので、ほかの参加者から得るものもあるかなと思っています。

べつに自分を取り繕う必要はない(むしろ素の自分を見てもらったほうがいい)ので、気は楽ですよ。土日はオフなので、どっか出かけたりもする予定です。
経費節約のため、行き帰りは高速ツアーバスです。実は人生初だったりして…。今晩、夜行で移動なのですが、眠れるかどうかちょっと心配、かな。

とりあえず、スーツケースに荷物を詰め込んで、準備はできました。
それでは、行ってきます。

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